みなさんはじめまして！PLAY WITH IBARAKIのコラムを担当させていただくことになった茨城王（イバラキング）です。
COMING SOONのまま20日以上も放置PLAYをしてしまってごめんなさい！初回からかなりのスロースタートというか、周回遅れになってしまいましたが、この遅れを取り戻すべく、誠心誠意ごじゃっぺな記事を投下してまいります所存でございますので、1年間どうぞよろしくお願いいたします。

ところで、筑波山といえば茨城のシンボル、茨城のシンボルといえば筑波山です。誤解を恐れずにいえば「日本人にとっての富士山」が「茨城県民にとっての筑波山」です。
茨城の学校の校歌に最も多く登場する名前も筑波山ですし、小学校の遠足で上る山の定番も筑波山です。私も小学校3年の遠足は筑波山登山でした。
ちなみに1年のときは茨城のサルの聖地「東筑波ユートピア」でした。

本題に戻って筑波山についてですが、はっきりいって筑波山はなめられています。私からすれば、なめんなよ茨城、なめんなよ筑波山です。ではなんでなめられているかというと、それには理由がありまして、一言でいうと「低い」んです。その高さは877メートル、「バナナ」と覚えてください。「東京ばなな」ならぬ「つくばなな」を出したら結構売れそうですね（笑）。

それはさておき877メートルしかない筑波山ですが、実は「日本百名山」にも選ばれているんですね。しかも、もっとも低い百名山です。百名山というのは基本的に1000メートル以上なんです。1000メートル以下で百名山に入っているのは筑波山ともう1つだけです。もう1つが何かというのはここではふれませんので、詳しくはWebで！

ではなぜ筑波山が百名山なのかというと、これはあくまで私の推測ですが、「歴史」と「形」だと思います。つまり、古い歴史があって、山の形がいいんです。昔から「西の富士、東の筑波」と呼ばれて親しまれてきたというのは有名な話ですね。紙面（？）の関係上、歴史の方はこれまた各自Webで検索していただくとして、今回は形についてふれたいと思います。

筑波山は誰が見てもすぐに覚えられる非常に特徴的な形をしていますよね。男体山と女体山という２つの山がほぼ平行に並んでいて、これを双耳峰といいます。他に双耳峰として有名なものに谷川岳などがありますが、筑波山は日本でもっとも美しい双耳峰といっていいでしょう。

さらに、形の美しさをさらに際立たせる重要な要素というのがあるんですよ。これは茨城県民にとっては当たり前すぎてなかなか気づかないんですが、ずばり「周りに何もない」ということ（笑）。つまり、「真っ平ら」！関東平野がドカーンですよ。
だって山ばっかりのところに山があっても全然目立たないじゃないですか。平らで見通しの良いところに、美しい双耳峰の筑波山があることの価値。これが筑波山のもつ、圧倒的なオリジナリティなのでございます！！

また、平地ということで、基本的にどの角度からも筑波山を見ることができるのですが、見る角度によって山の形が変わってくるのも筑波山の魅力の一つですね。ただし、茨城県民は自分が普段見ている角度が一番美しいと思っているので、「うちから見た筑波山が一番だ」論争に発展しがちなんです。まあ、どの角度もそれなりに甲乙つけがたいのですけどね（苦笑）。

では最後に、意外と知られていない、とっておきの筑波山ビュースポットを紹介して終わりたいと思います。それは、筑波山を平地からではなく山から見るんです。その山とは、ずばり…宝篋山（宝鏡山）です！宝篋山は筑波山系の最南端の山で、この山の頂上からは一面の関東平野を見渡すことができ、さらに後ろを振り返ると・・・筑波山が「真横」に見えるのです。真横から見る筑波山はかなり新鮮ですよ～。筑波山がさらに好きになること間違いなしです。

つーわげで、筑波山の凄さ、わがってもらえたっぺ。ほんじゃ、また会ーべな！したっけ

あ、最後にちょっとだけ宣伝させてください（笑）。わたくし最近ご当地ソングも作っておりまして、ニューアルバム「イバラッパー02」が発売になりました。こっちもよろしくね。

イラスト：芦名みのる