PLAY WITH IBARAKI

PLAY WITH IBARAKIコラム

【茨城王のいばらき放言】#12 八千代町~「八千代=農業=白菜」 2015.05.21

八千代町は県西地区の結城郡に属する唯一の町です。かつて結城郡には千代川村、石下町があって、八千代を含めた3町村と下妻市で合併する予定でしたが、いわゆる「下妻の乱」で合併は破たん。
千代川村は下妻市に、千代川村にフラれた石下町は伊奈町、谷和原村と合併が破たんした水海道市と一緒になって常総市となり、八千代町は単独の道を歩んだのでした。
おしまい。

……いや、終われません(苦笑)。3か月ぶりの更新なのにこのままで終われるもんですか。八千代には知り合いもたくさんいますしね。
ただ、書きたい気持ちはあっても、合併してないところはネタ的に厳しいという、悩ましい現実が……。あぁ、でも書くしか道はない。

じゃあ、まず、最初に結論を言っちゃいますね(笑)。
八千代町は農業です。
県西で農業といえば、八千代。八千代といえば農業なのです。
そういうわけで、必然的に農業を中心に八千代を語ることになります。

では八千代の農業といえば? ……みなさん、これはわかりますよね。
そう、「白菜」です。
yachiyo02_R
八千代は日本一の白菜の産地です。テレビで白菜の出荷のニュースがあると、たいてい八千代の畑が映りますからねぇ。コメントはもちろん茨城弁で。

さあここまで話してきた内容が重要度でいえば80%ぐらいでしょうか。
もう80%!?
八千代は茨城では珍しい一点突破型のまちですからね。ここまでの内容をしっかり覚えてくださいね。

【これだけは覚えよう】
八千代=農業=白菜
yachiyo04_R
覚えましたね。八千代は農業がさかん。特に白菜。

せっかくなので、白菜でもう少し話を広げましょう。
最近は白菜の地産地消や白菜を使った町のPRにも力を入れているんです。
ご当地グルメとして「白菜キムチ鍋」、ご当地キャラクターとして白菜をモチーフにした「八菜丸(はなまる)」が誕生しています。
「白菜キムチ鍋」は町内で加盟店を募り、平成24年の時点で19店舗が白菜キムチ鍋のメニューを提供しています。味はお店によってさまざまだそうですので、一度食べ比べしてみたいですね。

他に八千代の代表的な農産物といえば、メロンと梨ですね。
メロンは茨城が全国一の生産量を誇るというのはご存知の方も多いと思います。
産地としては鉾田市や茨城町、鹿嶋市など東側の地域のイメージが強いかもしれませんが、県西地区でもたくさん作っていまして、なかでも八千代町は代表的な産地です。
梨は筑西市が有名ですが、筑西単独というより、筑西・下妻・八千代にまたがるエリアが茨城の一大産地となっているといったほうが正しいかもしれません。
あと、最近はワインの生産にも力を入れているんですよ。もちろんブドウの栽培から行っているわけですが、これは廃園になった梨畑を利用しているとのことです。

では次に八千代町の観光スポットですが、これはグリーンビレッジで決まりです。
agu_pwi_12_s01_140825_R
一言でいうとキャンプ場と温泉ですね。
となりにはクラインガルテン八千代(滞在型市民農園)もありまして、農業に関連した施設というのが八千代らしいといえるでしょう。
yachiyo01_R
今回は農業を中心に八千代を語ってきましたが、最後に白菜以外の一番を紹介して終わりたいと思います。
やはり農業に関係しているであろう一番です。白菜は日本一ですが、こちらは茨城一になります。
実は八千代町は茨城一の大家族のまちなんです。農業がさかんですから、代々農業を営み、三世代で同居しているところも多いのではないかと私は見ていますが、いかがでしょうね。
ちなみに1世帯あたりの人数は3.26人。3人台だとあんまり大家族っていう感じはしませんが、あくまで平均ですからね。ちなみに一番少ないのは水戸市の2.33人です。
そういうわけで大家族にあこがれている人は八千代町へ! 次の大家族スペシャルは八千代町だったりして……。

茨城王(イバラキング)
Webサイト『茨城王(イバラキング)』を運営しています。ラヂオつくばにて『イバラキングのごじゃっぺラジオZ』放送中。常総ふるさと大使。主な著書は『いばらぎじゃなくていばらき』。
ただいま、3作目となる『ごじゃっペディア』好評発売中!