PLAY WITH IBARAKI

あぐかる制作秘話

【制作秘話】第1話つくば市筑波山 2014.05.29

6月6日(金)に公開になった、あぐかるPLAY WITH IBARAKI編「第1話つくば市筑波山」はいかがでしたか?
新シリーズの記念すべき第1話は、あぐかるを制作する「スタジオぷYUKAI」も拠点を置くつくば市。
今日はアニメでは語りきれなかったつくば市の魅力を、キーワードに沿ってご紹介します。

その1:筑波山
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筑波山は、西側の男体山と東側の女体山、二つの山の総称です。
奈良時代の『万葉集』には筑波の歌二十五首が載せられ、常陸国を代表する山として親しまれ、日本百名山、日本百景の一つでもあります。
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筑波山は関東地方に人が住むようになったころから、信仰の対象として仰がれてきました。
男体山と女体山の二つが、それぞれ日本を創ったとされる神様「いざなぎの神、いざなみの神」として祀られています。
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山自体がご神体になっている筑波山は茨城県を代表するパワースポット。
古くからの伝説や言い伝えを楽しみながらの登山も魅力のひとつなんですよ。

その2:ガマの油売り
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筑波山神社では、筑波山ガマ口上保存会によるガマ口上の演技会が定期的に催されています。
ガマの油売りの口上は、江戸時代、筑波山麓にある新治村永井の兵助が故郷の「ガマの油」を売り出すための口上を工夫。江戸・浅草寺境内などで披露したのが始まりとされています。
口上の中で出てくる「四六のガマ」は、前足が4本指、後足が6本指のニホンヒキガエルのこと。
今回のごじゃっぺメカのモチーフも、このガマです。
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四六のガマは自分の容姿を『今業平(在原業平のような美形)』だと信じているのですが、周囲に鏡を張った箱に入れると自分の醜悪さに驚き、脂汗を流すんだとか……。
筑波山でしか捕まえられない、霊力を持つ四六のガマの脂汗から作ったのが筑波山名物ガマの油なんだよ!というのが売り文句となっています。
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このガマの口上は、2013年1月に「筑波山ガマの油売り口上」としてつくば市認定地域無形民俗文化財第1号に認定されています。

その3:パンの街つくば
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つくば市は大学や研究機関で働く外国人や海外生活経験者が多い街です。
他の地域に比べるとパンを主食にする人が多いので、市内にはおいしいパン屋さんがたくさん!
そこでつくば市商工会が2004年から「パンの街つくばプロジェクト」を開始、毎年オリジナルパンのコンテストを開催するなど、パンで街を元気にしようと活動しています。
つくばを訪れた際は、是非自分好みのパン屋さんをさがしてみてくださいね。

その4:福来みかん
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デェ五郎がメカの中でもりもり食べていたもの、何かわかりましたか?
あれは「福来(ふくれ)みかん」といって、つくば市で作られているみかんです。
実はつくば市はみかん栽培北限の地。
家庭で育つものはさらに北の地域でも確認できますが、栽培は茨城県つくば市が最北端だと言われています。
ポン酢やお酒、飲むヨーグルトなど加工されることが多い福来みかんですが、デェ五郎のようにそのまま食べてもOK!
毎年10月~12月に、みかん狩りを楽しむことができますよ。

その5:モビリティロボット実験特区
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つくば市は公道での走行が認められていないモビリティロボットを、公道上で実験的に走らせることができる数少ない都市なんです。
街中にはこんな看板も。
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ロボット、というと二本足で立つ人型のものを思い浮かべてしまいますが、ここでいうモビリティロボットとは、セグウェイやトヨタ自動車株式会社のWingletなど、ロボット技術を活用した新しいモビリティ(人が搭乗して移動するための機器)のこと。
モビリティロボットには、これからの低炭素社会、安全安心なまちづくり、少子高齢化対応社会の中で課題解決に役立つ可能性が高く、大きな期待が寄せられています。
つくば市ではセグウェイツアーを定期的に行っています。
興味のある方は是非サイトをご覧になってくださいね。
セグウェイツアーinつくばHP:http://www.ttca.jp/segway/

その6:まつりつくば
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毎年8月下旬につくば市を挙げて開催される「まつりつくば」は、来場者数40万人を超える大イベント!
見どころは関東最大の規模を誇る「ねぶた」と、日本最大級の「つくば万灯大神輿」のパレードです。
つくばのねぶたは、本場青森で過去実際に運行されたもの。
いくつかのパーツに分割されたねぶたを、つくばカピオ前に設けられるねぶた小屋で組み立て直して運行しています。
日本一大きな御神輿「つくば万灯大神輿」は、筑波山をイメージした弓張り提灯、つくば市の市章をかたどった台座のマークなど、つくばの特徴を最大限に活かしたデザイン。
2001年に初めてまつりつくばに登場し、つくば市やまつりつくばの象徴となっています。
大きなねぶたと大神輿のパレードは、片側3車線の広い土浦学園線を使うからこそできるんです。

☆つくば市情報☆
第53回日本SF大会「なつこん」7月につくば市で開催!
日本SF大会は、日本全国のSFファンが一堂に集う大イベント。
1962年に東京で開催されて以来、SFファンの手によって全国各地で開催されている歴史あるイベントなんです。
今年の日本SF大会はつくば市の「つくば国際会議場」で開催されます。
SFに関する様々な発表や、ファン同士の交流はもちろん、つくば市で開催されるにあたり「サイボーグ・生命・感性の未来」をテーマにシンポジウムも開かれます。
科学の街、研究学園都市つくばで開催されるSF大会、なんだか胸がわくわくしてしまいますね!

<第53回日本SF大会「なつこん」開催概要>
愛称:なつこん
会期:2014年7月19日(土)~20日(日)
会場:つくば国際会議場
ゲストオブオナー:瀬名秀明・佐藤竜雄
主催:第53回日本SF大会 なつこん実行委員会
後援:茨城県・つくば市
HP http://nuts-con.net/ja

第2話もお楽しみに!

□参考にさせていただいたサイト□
パワースポット筑波山 [筑波山ケーブルカー&ロープウェイ]
福よ来い♪筑波山でみかん狩り [つくばスタイルブログ]
酒寄みかん組合(9軒) (桜川市) [観光いばらき]
筑波山ガマ口上保存会
パンの街つくば [つくば市商工会]
ロボットの街つくば
ロボット特区実証実験推進協議会
まつりつくばオフィシャルサイト
つくば神輿連合Facebook