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あぐかる制作秘話

【制作秘話】第11話石岡市常陸風土記の丘 2015.01.06

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ねえ、さなえちゃん。結局「こくふ」って何なのかしら?
えっ!? ええと、国の府だから、ええと……。
説明してやろう。
きゃーっ!
あばばばばば!
国府とは、日本の奈良時代から平安時代、令制国(りょうせいこく)の国司が政務を執る施設(国庁、または国衙)が置かれた都市のことだ。国庁は令制国の行政機関。国庁の所在地や国庁を中心とする都市域を国府といったのだ。
え、ええと、つまり?
わかりやすく言うと県庁所在地、のようなものだな。そして石岡は奈良時代、常陸(ひたち)国の国府が置かれた都市だ。
奈良時代は、ええと……。
710年から794年までが奈良時代よ! さなえちゃん!
そう、石岡市は歴史のある町なのだ。
すごい!
かつては常陸国の国府がある町という意味の「常陸府中」や「府中」、その略称である「常府(じょうふ)」と呼ばれていたが、版籍奉還の際に「石岡」に改名された。名前の由来は不明だが、小高い丘を意味する「石岡(いわおか)」からきているという説もある。
そうなんだ!
「石岡」って、この獅子頭のある丘だったりしてね!
……。
え、まさか……!?
まさか!?

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獅子頭さんは何者なんだろう……。
じゃあ常陸風土記の丘の獅子頭について勉強しましょう! べんきょー!
そうだね!
江戸時代から、石岡の人たちは悪霊退治の守護神として、祭礼の中心に獅子頭を位置づけてきたらしいわ。
お祭りのシンボルなんだね。
関東三大祭りの一つ「常陸国総社宮大祭」の獅子舞は、車輪の付いた小屋に幌を掛けて、中にお囃子の人たちが入って街を練り歩く、全国でも珍しい獅子舞なの。
獅子舞なのに屋台みたいだね。
常陸風土記の丘の大きな獅子頭は、この「常陸国総社宮大祭」、通称「石岡のおまつり」の獅子頭を日本一の巨大サイズにしたものなのよ!
おお~!
台座からの高さは14m! 頭部の幅は10m! 奥行きも10m!
大きい! どっしりしてるね!
どう? さなえちゃん、獅子頭のことがわかった?
わかったけど……どうして動いたりしゃべったりするのかはわからないね。
しゅごしんだからよ! きっと!
守護神かあ~。
そうよ! しゅごしん! しゅごい!

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なあなあ、何か甘いモン食いたくね?
ふふ、素直に食べたいって言えばいいのに。
べっ、別に俺が食いたいわけじゃなくて、おめーが腹減ってるんじゃないかと思ってあえて! あえて言ってやったんだぞ!
ありがとう。それじゃあ、「いしおかサンド」を食べましょうか。
いしおかさんど……サンドイッチか?
いしおかサンドは「石岡市産品を使用」「サンドしている」「各店舗の創造性」の3つのルールでつくったお菓子のことです。
ほー。
石岡市では平成24年度から「いしおかの魅力創造事業」としてオリジナルスイーツづくりに取り組んでいるんです。
うめえお菓子はいつだって魅力的だぜ!
「まちかど情報センター」では一週間日替わりのいしおかサンドを食べることができるそうですよ。
毎日通おうぜ! っていうかすぐ行こうぜ! でもって食おうぜ!
市内にある13店のお菓子屋さんがそれぞれ個性のあるサンドをつくっているの。石岡市のおいしい食材をつかって「スイーツで地域を元気にする」取組みが、って……あら、いない。
ちょっとお話が長かったかしら? 私も食べに行きましょう♪