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【茨城王のいばらき放言】#03 筑西市~しあわせになりそうだった筑西市 2014.07.23

第3回目は筑西市ですが、筑西市の市章って茨城王のロゴマークと似てるんですよね。というよりも、筑波山をイメージすると同じ形にたどり着くといった方が正確でしょうか(笑)。
ちなみに筑西市の誕生が2005年、茨城王の誕生は2000年なので、私の方が5年ほど先輩です。メロンのイバラキングも然りです。イバラキングメロンの誕生は2008年ですから、私の方が8年も先輩なのですよ。
くれぐれもその点をお間違えないよう、どうぞよろしくお願いいたします(笑)。
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では本題に入って筑西市ですが、アニメでは真岡鐡道を取り上げていましたね。
真岡鐡道の始発駅でもある下館駅は県西一、というより唯一のターミナル駅なんですよ。前述の真岡鐡道、JR水戸線、関東鉄道常総線の3路線が乗り入れていますからね。
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また、下館は県西の縦の大動脈である国道294号と北関東を結ぶ国道50号が交差しており、鉄道のみならず自動車交通の要所といってもいいでしょう。
また、平成の合併前は人口が最も多かったこともあり、県西地区ではやや北東寄り位置にありながら、県の出先機関が集中しているというのも下館の自慢の一つです。

なんだか筑西というより合併前の下館自慢になってしまいましたが、筑西市は下館を中心に、明野、協和、関城が合併して誕生しました。
4市町村の合併というのは実は県西地区で唯一で、面積も県西一となっています。
ところで、筑西市の合併といえば、必ず話題に挙がるのが「しあわせ市」ですね。
し=下館、あ=明野、わ=協和、せ=関城で、新市の候補として最後まで残っていました。
なぜか協和だけ語尾が使われていますけどね(笑)。もし誕生していたら「つくばみらい市」を超えたインパクトを残せたことでしょう。
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そんな筑西市ですが、なんせ県西一の広さなので、このコラムに合いそうな話題も豊富です(笑)。
というわけで、茨城王オススメのディープなネタをエリアごとに紹介させていただきましょう!

まず下館。マニアなイチオシは、水面に筑波山が映ってダイヤモンド筑波が撮れるという、知る人ぞ知る撮影スポット「母子島(はこじま)遊水地」。筑波山のベストビュースポットにも選ばれていますよ。
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次の明野は、今はなき明野第一劇場とか、明野中の飛び込み台のあるプールとか、ディープなネタはいろいろありますが(笑)、今回は「晴明橋公園」でいきましょう。
ただの空き地だと思ったら大間違い!あの陰陽師「安倍晴明」生誕の地なんですよ(もちろん異説あり)。

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そして、協和。ここは小栗ですね!「小栗判官まつり」の小栗です。まつりについてはここでは触れませんが、小栗といえば「井出は小栗の先だっぺ」でも知られていますね。
いや、知られていないって?
「井出は小栗の先だっぺ」というのは、誰かが「いでっ(痛い)」と言った時に返し言葉として「井出は小栗の先だっぺよ」というように使用します(笑)。
茨城弁と地名が理解できる人だけが使える高等話術のテクニックの一つです。
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ラストは関城。県内一の梨の産地です。「どすこいペア」というのがありまして、私は昔「元気が出るテレビ」に出演していた「どすこい同好会」的なコンビ名だと勘違いしていました。そしたら、相撲イベントの名前でした(笑)。ペアはコンビ(pair)じゃなくて梨(pear)のほうだったのですね。

では最後にオマケで梨にちなんだ珍しい車を紹介して終わりたいと思います。
それは「関城のベンツ」です。にわかに信じがたいその衝撃的なフォルム!その正体は、梨畑に入れるように屋根をぶった切った軽トラックなのでした。
つまり、軽トラのオープンカーだっぺよ!
梨畑専用カーなので、公道ではほとんど見かけませんが、筑西市に行く機会があったらぜひ一度探してみてくださいね。
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イラスト:芦名みのる

<関連リンク>
母子島遊水地(はこじまゆうすいち) [筑西市観光協会]
筑波山と母子島遊水地 [筑西市観光協会]
安倍晴明伝説 [筑西市]
小栗判官まつり [筑西市観光協会]
どすこいペア [筑西市観光協会]

茨城王(イバラキング)
Webサイト『茨城王(イバラキング)』を運営しています。ラヂオつくばにて『イバラキングのごじゃっぺラジオZ』放送中。常総ふるさと大使。主な著書は『いばらぎじゃなくていばらき』。
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