PLAY WITH IBARAKI

PLAY WITH IBARAKIコラム

【茨城王のいばらき放言】#04 鉾田市~やさぐれメロン☆ロード 2014.08.01

それは、夏の鉾田を舞台にした青春ラブストーリー。
転校生のイバラキングは、「メロンロード」で外国人っぽい顔立ちのアンデスに出会い、一目惚れ。
しかし後日「ファーマーズハイスクールなだろう」で、アンデスは純日本人で「安心です」から名付けられた名前だと知る。戸惑を隠しきれないイバラキング。
そして学校では、アンデスの後輩でメロン御殿に住む地元資産家令嬢のオトメちゃんに気に入られ、猛烈なアタックを受けることに。
ここに奇妙な三角関係が始まった・・・
PWI_茨城王コラム_イラスト_04_01
というわけで、わからない方にはまったくわからない(笑)、謎のB級恋愛小説からスタートした鉾田編。
元ネタは週刊少年ジャンプの黄金時代に人気を博したラブコメ作品「きまぐれオレ●ジ☆ロー●」です。アラフォー世代にとっては甘酸っぱい青春の1ページ的な、とてもなつかしい作品ですよね。
ちなみにタイトルの「メロンロード」というのは実在する道路の名前です。正式には涸沼南広域農道といい、メロンロードは通称です。さすが日本一のメロンの産地ですね。国道6号と51号間の東西のアクセス向上のために整備されました。
PWI_茨城王コラム_イラスト_04_02
そして、気づかれた方も多いでしょうが、登場人物はすべてメロンの名前です。くりかえしますが、鉾田は日本一のメロンの産地ですから。
主人公は、前回の筑西編でもふれましたように、わたくし茨城王(イバラキング)と同名のイバラキングメロン。茨城県が開発した新品種で、さわやかな甘さとなめらかな舌触りが特徴のメロンの王様です。
この品種が一番作られているのが鉾田で、「ファーマーズハイスクールなだろう」はイバラキングが販売されている直売所「ファーマーズマーケットなだろう」をもじって名付けてみました。
なお、鉾田市内の直売所は、他に旭地区の「サングリーン旭」、大洋地区の「さんて旬菜館」などがあります。
特にサングリーン旭はトイレがメロンの形をしているぐらいメロン推しの直売所として有名ですね。

ヒロインのアンデスは、アンデスメロンから。南米アンデス産かと思いきや、実は純国産で、1977年にサカタのタネが開発した品種です。しかも、その由来が「安心です」からきているというから衝撃ですね。
地元資産家令嬢のオトメちゃんことオトメメロンは地元鉾田産のメロンです。
1995年にタキイ種苗によって開発され、その後鉾田の大島種苗店によって試験栽培が進められたため、OSHIMA TAKII ORIGINAL MELON=OTOME(オトメ)と命名されました。「オいしさ・トきめく・メぐりあい」というキャッチフレーズにも心をくすぐられます(笑)。
PWI_茨城王コラム_イラスト_04_03
物語のほうは、この後イバラキングのライバルになるクインシーと、すらっと細身の女の子タカミも加わり、5人の男女のメロンのつる(心の糸)が複雑に絡み合う混迷の展開へと突入します。そして、ついに訪れる感動のクライマックスとは・・・

この作品の映像化につきましては、株式会社メディクリエ「やさぐれメロン☆ロード」係に「映像化希望」と明記の上、ご連絡くださいますようお願い申し上げます。
応募者の中から一名様に鉾田名物「メロンの漬物」1年分が贈られるとか贈られないとか・・・。さて、その真相やいかに!?(笑)
PWI_茨城王コラム_イラスト_04_04

イラスト:芦名みのる

<関連リンク>
うまかっぺ!!鉾田のメロンは日本一 [鉾田市観光協会]

茨城王(イバラキング)
Webサイト『茨城王(イバラキング)』を運営しています。ラヂオつくばにて『イバラキングのごじゃっぺラジオZ』放送中。常総ふるさと大使。主な著書は『いばらぎじゃなくていばらき』。
ただいま、3作目となる『ごじゃっペディア』好評発売中!